早稲田実業学校初等部
URL/ http://www.wasedajg.ed.jp/e/index.html
紹介ページ/ http://www.jyukennews.com/01s-shuto/s-shuto-023waseda-.html
〒185-8506 東京都国分寺市本町1-2-1
TEL/042-300-2171
◇アクセス
JR・西武線 国分寺駅 徒歩10分
学費
授業料(年): 約684,000円
入学金: 350,000円(+入学手続きには施設設備金300,000円が必要)
その他: 約14,000円、
昼食時飲料代:
寄付金: 任意。 10万円 5口以上。
建学の精神
■校訓・校是
「去華就実」 実を務めて華を去る
将来実業界に雄飛せんとするものは、高尚な人格を具備した公民として立派な模範的人物でなければならない、という認識にたち、実務家であると同時に人格の育成をめざしたのである。
人が自分の身を道徳的に守ろうとするのには、質素倹約という事をやらねばならぬ。贅沢は罪悪に導く所の悪魔である。
また、「実学」も意味し、浅薄な空論を排除し、堅実な実学に就くべきことの緊要であることをいっている。(早実七十五年誌より)
「三敬主義」 明治43年天野博士提唱
他を敬し 己を敬し 事物を敬す これを三敬主義という
これ諸氏徳に入るの門なり 宜しく躬を以ってこれをおこなうべし
敬はうやまう、つつしむ、行き届いた心がけをもってするの意。この気持ちをもって他人に対すれば礼となって和の徳を生じ、己に対すれば自重自立となる。また、「事物を敬す」とは、小は机上のの雑務から大は一国の政務まで、そのもとは一敬に尽きる。物は道具調度などをいう。これもすべて敬をもって扱えば、ものおのおのその性能を発揮してしかも久しく堪え得るとの意味である。(早実七十五年誌より)
教育の特色
■本校の教育がめざすもの
・子どもたちに自然をとりもどす
・自然にはたらきかけ、知識を生きたものとして
・みんなで追求し、みんなで学習する
・集団学習はのぞましい人間関係をつくる
・ものをつくりだすことのできる手や頭を
・ゆっくり、じっくりと確かな学力を培う
・情報や異文化とのふれあい
■初等部教育方針
“ゆっくり、じっくり、しっかり”
豊かな感性・確かな学力・粘り強い心
・自然体験を通じてたくましさとやさしさをそだてます。
・自分の頭で考える力、みんなで考える力をきたえます。
・頭と手と、からだ全体をはたらかせて、ものをつくりだし、表現する力をのばします。
・情報社会・国際社会を生きるための基礎となる力をつくります。
■教育課程
初等部から大学までの一貫教育で目標とするのは、「去華就実」「三敬主義」に基づく伝統を踏まえた、豊かな人間性と自主独立の気風にあふれ、広く社会に貢献できる人間の土台をつくることです。 これを達成するために、次の教育方針を立てました。
1.男女共学により、両性の相互理解に基づく人間性豊かな児童を育成する。
2.一人ひとりの児童を尊重し、それぞれがもっている個性の芽を伸ばす。
3.身体を鍛え、豊かな心を養い、確かな学力を身につける。
4.自ら学び、自ら考え、自ら創り出し、自ら表現する力を育てる。
5.国際社会に生きる人間としての資質・能力の基礎をつくる。
教育は、人間としての全面的な成長・発達をうながし、これを援助していくいとなみです。子どもたちは、集団のなかで、互いに学び合いながら成長していきます。わたしたちは、さまざまな個性の芽をもつ子どもたちが協同して学び合い、ともに成長していく初等教育を創造していきます。
■“ゆっくり、じっくり、しっかり”学ぶ
早稲田実業学校初等部は、一人ひとりの子どもが一人前の人間として自立し、人間らしく生きていくための素地、土台をつくるために、“ゆっくり、じっくり、しっかり”と、本来あるべき学習を通じて、子どもたちをのびのび、いきいきと育てます。 「ゆっくり」一人ひとりに時間をかけて自然体験を通じて、たくましさとやさしさを育てます。 「じっくり」身に付くまで繰り返し頭と手、からだ全体をはたらかせて、ものをつくりだし、表現する力をのばします。 「しっかり」知識や体験を積み上げていく自分の頭で考える力、みんなで考える力をきたえ、これからの社会を生きるための力をつくります。
■授業の特色
本校では、子ども自身の発見や疑問を大切にしています。その表れが、低学年での「自然発見」です。1年生から自分で見つけた自然の生き物や出来事をクラスで発表します。その際、聞き手は疑問に思ったことを発表者に質問することで、課題を共有し、個の自然の事実を教室全員の知識へと高めていきます。 このように自ら抱いた思いを大切にし、自分から学習に取り組む姿勢を育てていきます。普段の授業も90分の枠で柔軟に運用することで、子どもが見出した課題を徹底して解決させていきます。これらの効果的な指導により、考える姿勢と力を育てています。
○自然が育む心とからだ
子どもたちの生活から、ますます自然が失われ、急速に人工化が進んでいます。自然の一部である人間の内部に形成されてきた「内なる自然」も、いまや大きな危機にさらされています。 自然の生きものである子どもたちのからだや、心を、強くしなやかにきたえるために、わたしたちは子どもを自然のなかに解き放たねばなりません。日常の生活のなかで体力を養う機会が失われた子どもたちに、旺盛な活動力を回復させねばなりません。 自然にふれることと同時に、人間同士のふれあいもたいせつです。たとえは、野外に出て仲間といっしょに生活する場合を考えればわかるでしょう。 子どもたちは、人と人とのかかわりのなかで、生きるうえでのたいせつな知恵を一つひとつ学びとっていくのです。
○子どもたちと創造するよろこびを共有する
人間は本来、自分をとりまく世界について知ろうとする知的な欲求とともに、自分のとらえた対象や、自己の内的な世界を表現したいという欲求をもっています。そういう欲求をもとにして人間は文化をつくりだし、さまざまな表現様式を発達させてきました。 けれども、今日の子どもをとりまく状況は、子ども本来の自発性を引き出すことが十分にできているとはいい難いものです。 本校では、子どもたちの感情を思いっきり解放し、詩や作文、美術や音楽などによる芸術的な表現、からだ全体をつかった身体的な表現を充実させていきたいと考えています。 授業では、自分の考えを発表し、友だちの考えをよく聞いて、いっしょに考えることをたいせつにします。また、学習や体育などの発表会では、みんなで協力し、交流し、共感し、新しい世界をつくりだしていきます。 そういう活動のなかで、一人ひとりの子どもの可能性が引き出され、ゆたかな感動とともに表現力はさらに高まり、みんなで創造するよろこびを共有することができるのです。
○基礎学力をしっかりと
いまの子どもたちは、自分でものを考える力が低下しています。 その原因のひとつは、あまりにも多くのことがらを、あまりにも早い時期から、急いで教えすぎたことにあります。 わたしたちは、教育内容を精選し系統的に学習をすすめます。また、自分の頭で考えることを通して確かな学力をじっくりと形成していけるように、日々の授業をすすめていきたいと考えます。 学校の諸活動の根幹は一時間、一時間の授業です。「たのしい」とは、子どもたちの知的好奇心をかきたて、新鮮なおどろきや発見があり、「考えることはたのしい」という充足感のある授業のことです。そのためには、子どもたちが考えるに値する授業を工夫しなくてはなりません。 本校では、長いあいだに蓄積された先人の教育研究の成果に学びながら、日本の教育改革のモデルともなりうる実践を教師集団の力でつくりだしていきます。
○情報や異文化とのふれあい
情報社会に生きるためには、情報の洪水にのみこまれることなく、自分で主体的に情報を収集して組み立てる力や、自分で発信していく力が必要です。そういう力の基礎となるのは、自分の頭でものを考える力です。低学年では、コンピュータにふれて遊ぶことからはじめます。高学年では、コンピュータを道具のひとつとして、学習のなかで活用します。また、コミュニケーション能力などを育てるために役立てていきます。 また、ひとくちに「国際理解」といっても、異なった文化を理解するのは、そう簡単なことではありません。人々の行動の背景には、その人々のもつ文化があります。たいせつなことは、その文化を理解することであり、国際社会に生きる人間を育てるといっても、ただ英会話ができるようになるというレベルのことではないのです。 いっぽう、自国の文化に誇りがもてなければ、他国の文化のよさも理解することはできないでしょう。日本語と日本文化を身につけ、そこに固有の価値を見出すことが大切です。本校では、低学年のうちから日本語の読み書きを通じて日本の文化をしっかりと身につけさせます。同時に初等教育の全般を通じて、自分の考えていることを的確に表現できる能力を育て、子どもたちが将来、日本の文化を積極的に発信できる新の国際人になるための土台をつくりたいと考えています。
○中・高等部の生徒との交流
同じ敷地内に校舎があるので、さまざまな交流を図ることができます。高学年の児童を対象に吹奏楽部が演奏会を開いてくれたり、チアリーダーのお姉さんがダンスクラブに教えに来てくれたりします。また、図書委員が初等部の子どもたちにお勧めの本を読み聞かせてくれます。 このような交流を通じて、お兄さんお姉さんに憧れを抱くなど、たくさんの刺激を受けています。
■特長
○週5日制
週5日制が基本ですが、土曜日に子どもたちと父母・教職員が一緒になって行事を行うことがあります。
○フレキシブルな日課
日課は画一的なこまぎれにせず、教科や学習内容によって弾力的に運用します。1・2校時と3・4校時はそれぞれ90分ですが、 この時間の使い方は、一律に10分の休憩をはさんで40分の授業を二つおこなうというだけでなく、さまざまな時間設定により効果的な授業を工夫していきます。
○自主的な時間管理
チャイムなどの合図は、必要最小限にとどめ、低学年のうちから自主的に時間管理する習慣を育てます。
○校内の厨房でつくった給食
校内の厨房でつくった給食で昼食をとります。当番を中心に、配膳、後片付けの仕事をみんなで協力して行うことで、協調性を養います。
■特徴ある教育
・専科・・・理科、音楽、美術、体育
・独自の教育・・・低学年:自然発見(生活科において)
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